うどん県korory日記

うどん県在住kororyの日記。食べたり読んだり登ったりしています。

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四国で唯一の特別名勝栗林公園北口のすぐそばに佇む甘味茶寮ほとりさん。閑静な雰囲気ですが、おいしいお料理が人気でお昼時はけっこう混みあいます。
とはいえ、ランチは15時まで(LO14:30)で、遅めランチ派の私には嬉しいお店。3種類あるランチは、日替わり、デトックススープ、キーマカレーライス(各950円)です。
平日の13時半、ランチのピークを越えて落ち着いてきたころ入店。私がここにランチに来る目的はただ一つ、「色んなものを少しずつ」いただける日替わりです。 

ある日のメニューは鶏のから揚げ、厚揚げの煮物、ひじきと大豆の煮物、カリフラワーの甘酢漬け、レタスの煮浸し、卵焼き、わかめと油揚げの味噌汁、ごはん(ゆかり)、千切り沢庵、デザートに白玉。
メインのからあげは醬油風味の下味がしっかり染みていて、パリサクの衣の中のモモ肉はふんわり柔らか。食べやすいよう一口大にカットしてくれる心遣いがありがたいです。つけあわせの千切り大根にかかっているゴマドレッシングは、ゴマの風味がありながらマイルドで、からあげの後に食べると口の中がさっぱり。
煮物や卵焼き、お味噌汁などどれもお出汁がしっかり効いています。煮物は甘めでコクのある味付け。でもクドくないのです。
特に気に入ったのはカリフラワーの甘酢漬け。まろやかな酸味で、蒸し暑いこの季節にはいくらでも食べられそうです。このお店のお酢を使った料理は、やわらかな味でいつも大変好みです。買って帰りたいくらい。
デザートには温かいお茶とともにピンクと白の白玉。たっぷりのきなこが残ってしまうのがもったいなくて、ついついお箸ですくって食べてしまいます。 

こんな風に、「色んなものを少しずつ」いただけるランチは本当に貴重。このランチはずっとずっと続けていただきたいです。 

 

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別の日の日替りランチ「鶏チリ」。エビチリ味のピリ辛チキンとゴマ豆腐、エノキの酢の物が絶品でした。

 

 

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<甘味茶寮 ほとり>
香川県高松市中野町32-3
電話:087-887-7711
営業:[月・火・木・金] 11:00〜15:00、17:00〜22:00
   [土日祝] 8:00~17:00
休:水曜
駐車場:10台

れんげ料理店(香川県高松市)

久々に「れんげ料理店」さんへ。高松の数少ない映画館、ホールソレイユから路地を南に少し行ったところにある創作居酒屋です。「喰うくう」時代から友人が大好きなお店なので、私もたまにお邪魔します。

急遽決まった飲み会なうえに日曜日だったので開いているお店も少なくて、無理をいって2時間限定でお席を用意して頂きました。だから今回は軽めの飲みです。

まずはいちごのお酒でスタート。甘くておいしいのです。つきだしは白和え。 

れんげれんげ

 

個性的な文字のおすすめメニューを検討しながら、結局ほとんどレギュラーメニューをオーダー。ネギトロとアボカドのタルタル、桜エビとチーズの卵焼き、クリームチーズ豆腐などなど、欲望のままに料理名を唱えます。

 れんげれんげれんげ

 

日本酒。以前は獺祭があったのに今はメニューに載ってない。ので山口県の雁木(がんき)というお酒を頼んでみました。まろやかでおいしい。とても好みです。そしてお猪口かわいい。

れんげ

 写真取り忘れたけど、ツブ貝のガーリックバター焼きは、ガーリックバターでソテーしたものがお皿で出てくるのかと思ったら、エスカルゴプレートに一粒ずつ入った状態で出てきました。あふれんばかりのガーリックバターがいい香りです。こりこりのツブ貝はもちろん美味しいし、バゲットをバターに浸して食べるのも最高。ワインに合いそうだけど、コクと塩気が日本酒にもよく合いました。写真取り忘れたのが悔やまれる。一番気に入ったのに。

 

れんげ

 豚肉と海老の焼売はけっこう大きなのが2つ。器が大きいので分かりづらいですが、拳くらいの大きさです。オーダーの際、1.5人前(3つ)にすることもできるとアドバイスをいただきました。今回はエンリョしましたが、いいサービスですね。

 

れんげ 冷製茶わん蒸し生うにのせ。3等分した状態で調理して出してくれました。こんなサービスしてくれるお店は初めてです。おかげでウニをめぐって殴り合いせずにすみました。

 

 

 

れんげ

 掻き揚げも同じく3等分で調理。満席で忙しいだろうに。すばらしいサービスです。

 

 

 

 

 お会計をお願いすると、〆にお味噌汁を出してくださいました。出汁がよくきいた、ほっとするお汁です。

 れんげ

 

お会計時にいただくメモには、合計額と一人当たりの金額も書いてくれます。これ、酔っぱらいには意外と助かります。関係ないけど、居酒屋なのに禁煙なのも個人的には嬉しいですね。

お料理やお酒の説明クオリティは多少のバラつきがありますが、どの店員さんも気持ちよく対応してくださいます。味はもちろん、サービスや接客も含めて、おいしく楽しく飲ませてくれるお店です。

 

れんげ

<れんげ料理店>
香川県高松市田町1-11 ISIビル 1F
電話:087-862-5611
営業:17:30~24:00(L.O.23:00)
休:月曜
駐車場:無

 

馬区(ばく)のクリームコロッケ定食とおまつりライス(香川県東かがわ市)

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高松市中心部から東へ約30キロ。国道11号線志度街道)から西へ少し入ったところにある馬区(ばく)さんを訪ねました。あと20分も走れば徳島県に入るくらいの東讃エリアです。
国道11号線上の曲がり角さえ間違えなければ、お店はすぐに見つかります。私は予想どおり行き過ぎたので、喫茶ジュネーブとHonda Cars東かがわの間の細い道が正解、とメモしておきます。
平日12時過ぎの駐車エリアは8割方埋まっていて、私達に続いてもう1台車が入ってきました。レンガ色の屋根と白い壁が印象的な洋風の建物が、元気に生い茂る緑の向こうに見えます。湿気を含んだ薄曇りの日だったせいか、どことなく秘密めいた雰囲気を醸していました。

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店内はゆったりとした印象です。すごく広いわけではないのですが、天井が高くテーブルとテーブルの間が広く取られています。少し暗めに感じましたが、大きな窓から落ち着いた光が入っていて、話し声は聞こえるのに静かで、とても居心地良さそうな空間です。

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ここのランチは12時からです。ちょうど良い時間に着いたのでランチメニューをいただき、私はクリームコロッケ定食(ライス、スープ、サラダ付き850円)、友人はおまつりライス(スープ付き850円)をオーダーしました。何てことないクリームコロッケですが、さくさくの衣からあふれるクリームがとろっと美味しく、さらさらのウスターソースとよく合います。ちなみに、紫のガラスのソース差しがお店の雰囲気によく合っていてステキでした。割箸袋にかかれた「おてもと」はご愛嬌(笑)。
おまつりライスは、特製スパイスで調理されたお野菜がライスの上に盛られたもの。スパイシーでちょっと辛くて色とりどりで賑やかなところがお祭りみたいなんですよ、とお店の方が教えてくれました。

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 まわりの方たちのオーダーしていたピラフやグラタン、ハンバーグスパゲッティもひっじょーーーに美味しそうで、食事しながらも気になってしかたありません。高松中心部からはちょっと遠いですが、次回はたっぷり時間を取って、デザートまでいただく腹づもりでお邪魔します。

<馬区(ばく)>
香川県東かがわ市馬篠333-7
電話:0879-24-0872
営業:10:00~18:00(食事は12:00~)
休:木曜
駐車場:有

Haruo Santada(はるおさんただ)のオヤマルラーメン(香川県高松市)

はるおさんただ

香川大学経済学部前の大学通りを、石清尾八幡神社方面へ向かう途中にあるHaruo Santada(はるおさんただ)。黒壁に木枠のガラス扉とまるでカフェのようなたたずまいですが、注意していないとうっかり通り過ぎてしまいそうなくらい控えめな店舗です。店内はあまり広くなく、10席ほどのカウンターとテーブルが1席。平日の13:30頃はお客さんもまばらで、すぐに座ることができました。
メニューの説明によると、入門者にはベーシックな「黄金スープの中華そば(750円)」が最適らしいのですが、白濁スープに惹かれてしまいがちな私は、写真を見てすぐに「オヤマルラーメン(750円)」をオーダーしてしまいました。親鳥一羽まるまる使っているから”オヤマル”だそうで、”豚骨ラーメンのような見た目にもかかわらず余分な脂は取り除いているので意外とあっさり”との説明でした。大変好みです。
実際食べてみると、実は一口目はよく分からなかったのですが、二口目以降、とろっとしたスープの中にまろやかな甘みと色んな旨みが感じられ、そのスープがしっかりした歯ざわりの麺ととてもよく合っていて、「うんま!」と口から出そうになりました。しつこさはまったくなく、さらさらと口に入ります。健康のためラーメンのスープは残す派なのですが、このスープはそれができませんでした。ついつい飲み干してしまう味わい深い危険なスープです。
次回に備えてメニューをチェックしおきました。「サンタダ式淡々麺(900円)」と「背脂中華そば(850円)がそうとう気になります。今回スルーした「黄金スープの中華そば」もいっとかないと。
接客してくれる年配の女性は上品で感じがよく、カウンターの向こうでは、店主さんが集中して調理されています。まじめなお店という印象でした。しばらく通うことになりそうです。

はるおさんただ

<Haruo Santada(はるおさんただ)>
香川県高松市宮脇町1-15-8 川田ビル1F
電話:087-898-8807
営業:[火~金]11:00~14:00、18:00~21:30
   [土]11:30~15:00、18:00~21:30
   [日]11:30~15:00
休:月曜
駐車場:2台

柴田食堂の玄米ランチ(香川県高松市)

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NHK高松の南向かいにある「柴田食堂」さん。
かつては「柴洋」というお名前の洋裁教室&オーガニックカフェでしたが、現在は玄米ランチをいただけるお店になっています。
内装は柴洋時代とほぼ同じで、柴洋よりさらに前の柴田洋裁学校時代から使われていた古い大きな裁縫台や足踏みミシン、黒板などがそのまま残っています。店主さんがお好きというピアノ曲のメロディが静かに流れる中、振り子時計のカチコチという音が規則正しく響いて、すぐ目の前が道路だというのに車の走る音がとても遠くに聞こえて・・・まるでここだけ時間が止まっているようなたたずまいです。
食事メニューは玄米ランチ(700円)のみ。玄米ご飯と大きなお椀のお味噌汁(半熟卵入り)におかず、小鉢とフルーツ、食後にはコーヒーとミニクラッカーが付きます。おかずは日によって違うそうですが、どれも素朴で健康的で、田舎のおばあちゃんちで出してくれたお昼ごはんのようでした。

柴田食堂
柴田食堂


カフェメニューとしてはコーヒー、紅茶、チャイ(各500円)があるようですので、のんびりお茶しに行くのも良いかもしれません。瀬戸芸の年は結構混みあうようですよ。
ちなみにこのお店、Google Mapではずっと閉業になっているのですが、そろそろ修正していただけないでしょうか、Google Mapさん。

柴田食堂柴田食堂

<柴田食堂>
香川県高松市錦町1-13-22
営業:11時~15時
無休
駐車場:無